2009年10月14日 (水)

少年ケニヤ

125pxflag_of_kenya_svgオバマ・アメリカ大統領のお父さんはケニヤ出身ですが、誕生日の1961年8月4日に日本では「少年ケニヤ」が放映されていました。この番組を通じて「ケニヤ」と言う国の存在を知った日本の子供達も多かったはず。面白い符合だと思います。

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少年ケニヤはナショナルキッドの直後(1961年5月4日~1962年2月8日) に同じ局、同じスポンサーで放送されました。私にとって思い入れの深い番組ですが、1984年にアニメが製作されたためかビデオもDVDも販売されておらず残念です。東映チャンネルで再放送されることを切望しています。 少年ケニヤ - Wikipedia

第一部:1~13話(魔神の山);第二部:14~26話(バジャー王国);第三部:27~39話(秘密研究所);第四部:40~41話(再会)

【1話】 一機のセスナが飛んでいた。乗っているのは日本人の科学者、村上博士とその息子ワタルだ。ケニア山上空に近づいた時、突然、機関銃の射撃をうけ、セスナ機は墜落した。パラシュートで脱出した村上博士、ワタル父子は離ればなれになってしまった。墜落地点には三魔人と名乗る怪人が現れた。
【2~13話】 三魔人の正体は、ガルゴ、ザッケン、オンドンというリビア砂漢の外人部隊の脱走兵だった。三人は魔神の山に膨大な埋蔵量のウラニュームがあることに目をつけ、ケートの予言でポロ族とマサイ族を争わせ、魔神の山に人を寄せつけまいとしていた。インド人の私立探偵アッサムはザッケンを追ってケニアヘ来るが三悪人の魔手によって消息を断つ。ワタルはゼガや謎の三騎士の力を借りて三悪人を倒す。騎士に扮していたアッサムから父がナイロビの病院にいることを知らされたワタルは、ゼガ、ケートと共にナイロビヘ旅立った。
【14~26話】 父は既にナイロビにはいなかった。一行は父を見た行者の言葉に従いルーウェンゾリ山のアジャー王国へ。そこで、ワタルやケートは王位継承をめぐった内紛にまきこまれる。ムン・ダラーの弟子タリタリ小僧や、虎の顔と名乗る怪人(実はアッサムの変装)と共にワタルは正義のために活躍する。
【27~39話】 密林の中に秘密研究所を建設、世界から有能な科学者をさらってロケットや原爆を製造する陰謀団があった。村上博士もそこに働かされていた。
【40~41話】 アフリカではマウマウ団の暴動が勃発していた。その動乱の最中ワタルは父にめぐり会い日本へ。ケートも幼い時に別れた両親の元へ帰ることができた。                                                                                                                                                                                                           宇宙船 Vol.10 (1982)より

1961年5月4日 朝日新聞テレビ欄       

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「少年ケニヤ」 きょうから NET  百三十万円かける  製作費一回分  まっ黒に塗っての強行撮影

 いままで作られた日製子ども向きテレビ映画の中でも、一級の作品と呼び声の高い「少年ケニヤ」が、四日からNETテレビ(木曜夜6:15~45、東北放送テレビ、新潟放送テレビ、北海道放送テレビ、静岡放送テレビなど十一局ネット)に登場する。これは東映テレビプロダクションの制作したもので、一回分にかけた制作費用が公称百三十万円。国産テレビ映画では記録破りのぜいたくなフィルムだ。
 「少年ケニヤ」の原作は山川惣治氏。さる二十六年十月から三十年十月までで、まる四年間にわたって連載されたこども向きの絵ものがたり。かつてある独立プロが、テレビ映画に企画したこともあるが、何しろアフリカを舞台にしたスケールの大きい内容のものなので、途中で投けだしたといういわくつきのもの。東映では四月末までNETテレビから放送していた「ナショナルキッド」のあと番組として企画を進め三月八日から撮影を始めた。
 舞台はアフリカのケニヤ地方。ここは豊富な地下資源をもつ未開の宝庫であるとともに、猛獣王国としても知られている。ここへ原子科学の権威「村上博士」(中山昭二)が、動物好きな一人むすこ「ワタル」(山川ワタル)とウラニウム鉱調査にくる。ところが飛行機が悪者の撃った銃弾にあたったためパラシュートで不時着し、父と子は別れ別れになる。ワタルはピッコロを吹きながら父を求めてさ迷ううち、しゅう長の座を追われたマサイ族の「ゼガ」(岩城力也)にあう。ワタルは彼を助け、ポロ族とマサイ族をまどわす魔神山の三悪人をこらしめようと勇敢に戦う。正義と博愛の心にもえる少年英雄ワタル。彼が出あういろんな土人、猛獣、悪人たち。異境の地にくりひろげられる冒険と活劇が、こども向きに変化の多い筋立てでどっさり仕組まれているというわけだ。
 東映ではアフリカの感じを出すため、現地撮影の実写フィルムをふんだんに用意し、スクリーンプロセスでつじつまを合わせる方法をとっている。このためわさわざ特殊装置を新調したほどで、そのせいか試写をみた人たちのあいだでも「なかなかよくできている。いままでの日本製テレビ映画のレベルを抜くできだ」と解判がよい。飛行機のとぶシーン、落ちるシーン、パラシュートで降下するシーシなども、従来のものにありがちだったトリックの薄手さがほとんど感じられない。
 スタッフは脚本が松浦健郎、朝島靖之助、撮影が中町武、美術が有隅徳重、音楽がいずみ・たくの各氏のほか、監督を「風小僧」「白馬童子」の仲木睦氏が担当している.主役の村上ワタル少年役は、さる二月に一般から公募、千八百人の中から武蔵野市盈進中学二年の
沓名信夫君(山川ワタル)がえらばれた。ケープタウンのダイヤ王の金髪娘ケートには元日活女優日暮里子さんのひとり娘緑川節子さんが登用された。
 映画はものがものだけに、出演者の大半は土人の役。そのため、ゼガ役の岩城力也、マサイ族の娘ロンダ役の
森るみ子ちゃん(十一)など土人になる連中は、水性ドーランで全身まっ黒に塗っての強硬撮影が続いている。そのため暑くなるとみんなバテるから早くとり終わろうとスタッフは馬力を上げてとりだめしている。なお、従来の日本製テレビ映画は、一回分の製作費が六十万円から八十万円見当といわれ、百万円を越したものはほとんどない。こんどの百三十万円はその意味でも新記録になりそうだ。      

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YouTubeに映像がアップされています(少年ケニヤ)。後半は第一話の冒頭、ワタルと父親の村上博士が飛行機で遭難するシーンですが、前半部は第二部(バジャー王国編)のオープニングのようです。左のメンコは三魔人の一人ガルゴ(ナショナルキッドで山田博士役だった山口勇さん)、中央はケート(関みどりさん)、右はアッサム探偵役の巽秀太郎さん(ナショナルキッドではキッド役)です。そして、中学三年生だった谷隼人さん(本名の岩谷肇で出演)がタリタリ小僧役で出演されていました(右下の写真でワタルと戦う左側の少年;「東映の友」1961-10月号)。

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動物好きなワタルが、父村上博士に連れられてアフリカヘ渡り、飛行機の故障でパラシュートで降下、風のために父と別れ別れとなり、父を尋ねて密林をさまよううちに、部下の陰謀で酋長の座を追われた原始マサイ族の大酋長ゼガをみて、正義の念に燃えるワタルは、勇躍その悪計と戦って、日本人ワタルの名声を高めますが、果して父と再会出来るでしようか?(『東映の友』 1961年6月号より)196104a2b22 aa「ゼガ」が「ガゼ」、「岩城力也」が「岩城かせ」、「ケート」が「チナ」と誤植されています。癖字の原稿を良く確認しないまま写植したものと考えられます。196107c ワタル少年が、ケートと共に父を尋ねてナイロビの街に行く途中、雷雨に遭い、断崖から落ちて彷徨するうちに、何時しか不思議な世界に入る。そこは太古に、亡命エジプト王族が建てた秘境バジャーで、今しも反乱軍が起り、国内は激戦最中。ワタル少年はその騒ぎに巻き込まれるが、遂に悪を仆し、正義を助ける、波乱冒険物語が繰り展げられます。(『東映の友』 1961年7月号より)196108a_9a  父を尋ねて旅に出たワタルとケート、ゼガの三人はベルモ族の酋長から、日本人が北の方へ行ったと聞いて歓喜する。村上博士は密林をさ迷ううちに持病のマラリヤが悪化して倒れるが、ワグナー元帥と名乗る化学者に助けられ病気をなおしてやる代りに自分達の神聖な事業の協力を求められる。ワタル達は父の連れて行かれたらしい密林の盆地まで来たが、其処はロケットの発射揚があったりして土人達は地獄の密林と呼び近づこうとしない。ワタルは何か秘密があるなと察して、この謎の研究所に入り込む決心をする。その研究所の正体は…?。(『東映の友』 1961年10月号より)196110a2_2

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魔人の山編

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バジャー王国編

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山川ワタルさん

主人公の「村上ワタル」役は1,800人の応募者から選ばれたと言う山川ワタルさん(本名:沓名信夫)が演じられました。役名の「ワタル」に原作者の山川惣治先生の苗字を組み合わせて芸名としたようです。この作品の後、続・柔(1965)、お嫁さん 第一シリーズ(1966)、あいつと私(1967)、花の恋人たち(1968)などのテレビ番組の他、俺たちの恋(1965) 、黄金バット(1966) 、雪の喪章(1967) 、恋人と呼んでみたい(1968) などの映画にも出演されています。当時は中学二年生(武蔵野市盈進中学)で、もう還暦を迎えられているはずです。

左下は少年サンデー 1961年5月21日(21)号、右下は7月23日(30)号で、それぞれ岩城力也さんと山川ワタルさん、山川ワタルさんと森るみ子さんが表紙を飾っています。

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少年サンデー(1961年20号)に山川ワタルさんの記事がありました。ジャングルのシーンは箱根の十国峠で撮影されたようです。1961_20_p5657

関みどりさん

Img915_2 Photo 「ケート/アメメ姫」役は関みどりさんです。赤ん坊の頃の写真をもとに現在のケイトの似顔絵を書くシーンがあったのですが、髪型も含めて全てそっくりで、「こんなことが出来るのか!」と、とても驚いた記憶があります(小学校入学前の話ですが・・・)。少年ジェットでは本名の緑川節子で「浅川早苗」役を演じられていました(下)。白鳥の騎士(1962、雪姫=右の写真)、空手三四郎(1965)、これが青春だ(1967)、お嫁さん 第三シリーズ(1968、明子の友人=左の写真)、遠い砂丘(1970) などのTV番組の他、喜劇・駅前医院  (1965)、私は負けない(1966) などの映画にも出演されています。当時は中学三年生(1947年1月1日生)、山川さんよりも一学年上で谷隼人さんとは同学年です。お母さんは日活の女優だった日暮里子さんだそうです。 /

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かつて「少女」(光文社;1949年2月~1963年3月)と言う月刊誌がありましたが、毎号写真入りで「スリラー小説」が連載されていました。緑川節子さんは「おどるこけし!」(1959年6月号~8月号)には主役の節子ちゃん役で、「青バラ王女」(1959年9月号~11月号)には準主役の佐藤ユカリ(どこかの国会議員みたい)役で登場します。

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森るみ子さん

152 「ロンダ」役の森るみ子さんは小学5年生でした。 名犬ロック(1962)、泣くな!青春(1972)、レインボーマン(1972)などのテレビ番組の他、若大将対青大将(1971)、父ちゃんのポーが聞こえる(1971) などの映画にも出演されています。YouTubeにも登場しますがなかなか可愛いです。

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山口勇さん、打越正八さん、高原秀麿さん

Photo_2 左から、三魔人役の打越正八さん(オンドン)、山口勇さん(ガルゴ)、高原秀麿さん(ザッケン)です。ナショナルキッド「インカ族の来襲」の冒頭、山口さんは山田博士役を、打越さんはインカ金星人幹部が訪れるレストランのコック役を演じられました。高原秀麿さんはハッサン(バジャー王国の秘宝を狙う)役も演じられ、白馬童子やスパイキャッチャーJ3にも出演されたようです。

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配役

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「東映TV特撮主題歌大全集1」には第一話のオープニングが収載されています。これとYouTubeのオープニング映像から登場人物と配役を拾ってみました。赤は両方に名前がある方、青は第一話、緑はYouTubeに名前がある方です。ナショナルキッドに登場した打越正八さん、秋山敏さん、伊藤重利さん、志摩栄さん、上田有嗣さんの名前もあります。

村上ワタル:山川ワタル;ケート/アメメ姫:関みどり;ゼガ(マサイ族元酋長):岩城力也;グレ(祈祷師)/タブール/アーレン:早木史郎;ザッケン(三魔神)/ハッサン:高原秀麿;村上大介博士(ワタルの父):中山昭二;ロンダ(マサイ族の少女):森るみ子;ガルゴ(三魔神):山口勇;オンドン(三魔神):打越正八;センゲ(マサイ族酋長):三島良二;ロメ(センゲの腹心):秋山敏;マサイ族:大久保達也,岡嶋泰次郎,伊藤重利;アッサム探偵/ミスターX:巽秀太郎;アリ:石森武雄;ヤルスン:志摩栄;トスネ:赤尾静子;エンマ:萩京子;タリタリ:岩谷肇(谷隼人);ショショ:八代健二;チョウ:豊野弥八郎;チョウの配下:上田有嗣,野村幸,桑原菊水

宇宙船 Vol.10 (1982)を見ると、この他に、アゴメ(ポロ族の酋長):志摩栄、バジャー王:三木宏祐、魔神ドリーナ:赤尾静子、ムン=ダラー:白河青峰、伊藤タケオ:戸田秀樹の名前があります。この他に、豊野弥八郎さん(イサメ)、風見章子さん(村上博士夫人)、片山滉さん(ナイロビの医師)、花沢徳衛さん、、藤江リカさんも出演されていたようです。

中山昭二 - Wikipedia 岩城力也 - Wikipedia 秋山敏 - Wikipedia  花沢徳衛 - Wikipedia  風見章子 - Wikipedia  藤江リカ - Wikipedia 

謝辞 ナショナルキッドも含めて役者情報の多くはマヤの暦さんのHPを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。

コミックス

テレビ放映に合わせて、石川球太先生によるマンガが「週刊少年サンデー(1961年14号~62年15号)」に連載されました。マンガショップシリーズの復刻版を読んでみたところ、原作にほぼ忠実な内容で、テレビ第二部の「バジャー王国」の話や、第三部のシルバーホワイトと戦うシーンは出てきませんでした。こちら(少年ケニヤ・上少年ケニヤ・下)で立ち読みができます。                   

少年サンデー・扉絵

オークションで『少年サンデー』の切抜きを手に入れました。当時の子供たちは切り抜きを束ねて合本を作っていたようです。復刻版では扉の部分が微妙に変えられていることがわかります。

01805_2 02209a 02411a 02613_3 005b 009b 011b 013b /// 第5話(1961年18号)         第9話(1961年22号)          第11話(1961年24号)        第13話(1961年26号)

016 03219b 03623a 04532a 016b 019b 023b 032b // 第16話(1961年29号)         第19話(1961年32号)        第23話(1961年36号)        第32話(1961年45号)

027c 028c///           第27話(1961年40号)                               第28話(1961年41号)

037c 042c///           第35話(1961年50号)                               第42話(1962年3号)

050c 054c ///          第50話(1962年11号)                               最終話(1962年15号)

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2008年5月24日 (土)

ナショナルキッド

ナショナルキッド(National Kid):1960年8月4日~1961年4月27日の18時15分~18時45分にNET系で放映。

2007年10月9日より「東映チャンネル」で放送が始まり、2008年2月19日まで毎週二話ずつ放送されました。残念ながら、後番組は「少年ケニヤ」ではありませんでした。

第1部 (インカ族の来襲)                    第2部 (海底魔王ネルコン)            第3部(地底魔城)                      第4部(謎の宇宙少年)

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関東地方では以下の日時に再放送がありました。1963年8月16日~1963年10月9日の17時25分~17時55分;1963年10月15日~1963年12月4日の7時50分~8時20分;1965年1月30日~1965年3月16 日の7時45分~8時15分;1966年7月21日~1966年8月29日の10時00分~10時30分。私はこのうち1963年の夕方と1966年の夏休みの回を見ていたように思います。 ナショナルキッド - Wikipedia

なお、東映特撮BB・なつかシアターでインカ族の来襲(全13話総集編)を見ることができます。その他に、アラーの使者、七色仮面、新・七色仮面、怪竜大決戦、スパイキャッチャーJ3など、60年代のなつかしい番組がラインナップされています。

メンコ

インカ族の来襲

今回、東映チャンネルで「インカ族の来襲」を全て見ましたが、キッドがヴィマナやカビアと直接戦うシーンは出てきませんでした。面子に使用された写真の中には映像とは無関係のものもあるようです。ヒーローショーのような機会に撮影されたものかもしれません。

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191937192425最下段の左二枚は、第9話「一日だけの休日」で小児麻痺の少年、ソネ・ヨシタカ君(子役は梅沢直行さん)を連れて空を飛んでいるシーンであることがわかりました。身体を吊るすための金具が見えます。「曽根義隆」で検索したところ、「ケンちゃんシリーズ」などの監督をされている方がこの名前でした。曽根監督は1929年生まれですから当時31歳で、楽屋落ちのネタに使われても不思議はありません。なお、一峰大二先生のコミックスにも小児麻痺の少年を励ますシーンがありますが、少年の名前は出てきません。

下から二段目、三段目で旗竜作(小嶋一郎さん)と一緒にいる女性はチャコ姉ちゃん(太地喜和子さん)です。最番段の右二枚は山田博士(山口勇さん)、その隣りは長谷川君(水野博士の助手;槇章太郎さん)だと思います。最下段中央で小嶋一郎さんと一緒にいる眼鏡の人物が誰かわかりません。映像には登場しませんでしたが番組のスタッフでしょうか?

地球人姿のアウラと一緒にいるトルコ帽をかぶった男達は第3話「大都会の戦慄」と第6話「危うしナショナルキッド」に登場します。左からカビア、アウラ、ヴィマナで、インカ金星人三幹部の地球人姿ではないかと思います。「大都会の戦慄」とは随分大げさなタイトルですが、アメリカ映画(The Public Menace, 1935年)の邦題からのパクリのようです。

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コーヒー 60 ココア 60 紅茶 50 ジュース 50 ミルク 30 フルーツポンチ オリジナル バナナジュース 洋食喫茶 オリオン

右上の写真は同じ食堂の厨房ですが、向って左のガッツ石松に似たコックは打越正八さん、右側は野田邦夫さんです。打越さんは実写版「少年ケニヤ」では三魔人の一人「オンドン」役でした。野田さんは、「海底魔王ネルコン」では海底人F8号役や、第4話「大臣襲撃計画」で海底人に逃げられるドジな警官役、「地底魔城」では吉見百穴で生き埋めになる海底人の役で登場します。左目のホクロがチャームポイントです。食堂の名前は「洋食喫茶 オリオン」ですが、実在の店ではなく東映大泉撮影所のオープンセットのようです。

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      左から、インカ金星人、カビア、アウラ、一峰大二先生(漫画家)、キッド、ヴィマナ、京子ちゃん、 チャコ姉ちゃん(太地喜和子さん)、インカ金星人。

第一部・配役

第一部「インカ族の来襲」ではクレジットに役名が出てこないので配役がはっきりしません。正月休みに見直して下記の出演者について確認しました。インカ金星人は化粧が濃くて判別しにくいのですが、最初から最後まで登場するのが渡辺淳二さんです。渡辺さんは第二部では海底人F6号役(第7話では跛の浮浪者に変装)、第三部と四部では地底人役でも登場します。第12話で吾郎君に銃を取られてしまうドジなインカ金星人は河井一馬さんだと思います。

旗竜作/ナショナルキッド:小嶋一郎;小畑尚子(チャコ姉ちゃん):志村妙子=太地喜和子;少年探偵グループ(小畑幸男:福島卓,武部友宏:木村英世,大谷蔵三:清水徹,大谷吾郎:原一夫,山口京子:岡田みどり);アウラ:野川美子;ヴィマナ:片山滉;カビア:久保一;ドン・アトリシム:潮健児;水野博士:斉藤紫香;水野良子:阿久津克子=都築克子;水野博士の妻:水島京子;山田博士:山口勇;山田つね子:本間千代子;高倉警部:河合絃司;土居警部:岩上瑛;石井刑事:北峰有二=篠恵輔;橋田刑事:香取賢一(?);長谷川助手:槙章太郎;根田助手:田口耕平;川村助手:林宏;友人の子供達(北島君:江沢信行,マリちゃん:田山マリ,橋本恵美子,渡辺忠直,中野信広);円盤対策委員会議長:小金井秀春;委員会メンバー:大野広高,秋月竜:国会議員:沢彰謙(?);総司令:牧野狂介(?);司令部高官:滝謙太郎;陸上司令:植田貞光;島田航空司令:南川直;山中飛行隊長:北山達也;管制官:室田日出男;レストラン支配人:三木宏祐;コック:打越正八,野田邦夫;老科学者:白河青峰;小児麻痺の少年:梅沢直行;少年の母:歌川マユミ;インカ金星人:八名信夫,渡辺淳二,河井一馬;不明(大部分はインカ金星人のはず):高石義明,笠原昇,曙三四郎,佐藤利夫,鈴木啓太郎,山ノ内修,大宮進,高田竜二,原信夫,三重街竜,後藤武彦,林修二,佐藤大二郎,野上正義,上田侑嗣,久保比佐志,山田甲一 【敬称略,(?)は確信無し,太字の方は東映ニューフェイスとしてデビュー】

「インカ族の来襲」には室田日出男さん(左)、八名信夫さん(中央二枚)が出演されていました。こちら(My Photo Studio)に東映ニューフェイス時代の八名さんの写真と、デビュー当時(遊星王子に出演:右)のエピソードが紹介されています。

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火星人ドン・アトリシム役で潮健児さんも出演されていました(左)。衣装の一部を七色仮面(右)から流用していて笑えます。タイツ姿も・・・。

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第5話と第11話に野上正義さんの名前があります。珍しい名前ではないので同姓同名の可能性もありますが、野上正義さんはポルノ映画の俳優、監督、脚本家として現在でも活躍されてます。1940年3月生まれなので当時はまだ駆け出しの20歳。インカ金星役で出演されたのかもしれません。

海底魔王ネルコン

同じ絵柄の写真が色違いで使用されています。最近気づいたのですが、左上の面子は片山滉さん(真田博士)と久保一さん(貨物船の船長)の組合せで、「インカ族の来襲」のヴィマナとカビアのコンビです。真田博士の隣にいる少年はサンゴ君(江澤信行さん)です。

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海底人のチョウチンアンコウ型潜水艇。深度10,000メートルから一気に浮上して津波を起こす。

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ナショナルキッド単独

2007年4月21日の「久米宏 ラジオなんですけど」と言う番組に、ジーコ監督のポルトガル語通訳、鈴木國弘さんがゲストで出演されていました。番組の中でナショナルキッドのメンコが紹介されたのですが、ジーコ(Zico:Arthur Antunes Coimbra)監督もナショナルキッドの大ファンだったみたいで、「ナショナルキッドの国に行く」と言って日本に来たと言うエピソードが紹介されていました。番組のHP(ラジオなんですけど)でメンコの写真も紹介されていますが、小嶋一郎さん扮するキッドがマスクを取った珍しい姿(左下のメンコと同じもの)です。

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小池淳監督によれば、ナショナルキッドの衣装は「頭が金、胴は青、Nの字が赤、マント、手袋、靴が銀、タイツが濃いグレー」だったそうですが、メンコの多くは「胴が赤、Nの字は青」になっています。これは松下電器が宣伝用に撮影したカラー写真(左下)がワンショット・プロセス(飛行場面に用いられた合成撮影技術)用の赤い衣裳だったことに影響されたのだと思われます。

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                      正しい配色に基づいて塗りなおしたのが左から二番目の写真です。

ナショナルキッド飛行・円盤

空撮写真は羽田空港、銀座(服部時計店周辺)、渋谷(東急文化会館)です。海底魔王ネルコンにも登場しますが、1958年竣工の東京タワーはこの時代のテレビ番組に欠くことができない存在です。

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主な配役

小嶋一郎さん  Ichiro Kojima

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                  ↑胸のNの字が「ナショ文字」でない。

小嶋さんは東映ニューフェイス第5期生(1958年、梅宮辰夫さんと同期)ですから、ナショナルキッドはデビュー間もない頃の作品だったと思います。第三部「地底魔城」以降キッド役が巽秀太郎さんに代わったことについて小池淳監督は、「こういう番組の主人公は健康的じゃなくてはいけないでしょ。そういった点で小嶋くんはイメージに合わなかったからです」と答えています(宇宙船 vol.4)。言いがかりのようにも思えますが監督と何かトラブルでもあったのでしょうか?ナショナルキッド以降、特別機動捜査隊(テレビ)や東映映画にも出演されていますが1965年頃に芸能界から引退されたようです。

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太地喜和子さん(当時の芸名は志村妙子)  Kiwako Taichi (Taeko Shimura)

太地さんは1943年12月2日生まれなので番組開始当時はまだ16歳だったのですね。台詞の上手さ、聴き取りやすさはピカ一で、後の大女優としての片鱗がうかがえます。ナショナルキッドの前作、新・七色仮面(1960年2月~3月) では太地喜和子名で出演されているので、この頃は二つの芸名を使いわけていたのかもしれません。「志村妙子」の方が平凡な名前で一見こちらが本名のように思えますが「太地喜和子」が本名のようです。「東映の友 1961-12月号」にグラビア付きの紹介記事がありますが、「タイ坊」の愛称で呼ばれていて「タイチ・キワコ」が本名であることを支持します。なお、太地さんは東映ニューフェイス(第6期)に最年少の15歳で合格、高校に進学するかたわら榊原舞踏学園にも籍を置き、名取りになったことも紹介されています。 太地喜和子 - Wikipedia

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セーターの柄から、台本を持った写真は「地底魔城 第一回」の練習風景だと思います。巽さんにとっては初の主役で、緊張しているのがわかります。

巽秀太郎さん   Shutaro Tatsumi

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ナショナルキッドに続いて「少年ケニヤ」にもアッサム探偵/ミスターⅩ役で出演されました。その他に紅孔雀(1961年)、特別機動捜査隊(1961年)、白い巨塔(1967年)などのテレビ番組や時代劇に出演されています。似た名前の「巽千太郎」と言う方が、光速エスパー、仮面ライダーなどに出演されていますが別人です。なお、海底魔王ネルコンではアナウンサーの役で一回だけ登場しました(右)。

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少年探偵グループ/チャコ姉ちゃん

左から、インカ族の来襲、海底魔王ネルコン、地底魔城、謎の宇宙少年(前編)、謎の宇宙少年(後編)です。原一男(一夫)さんは全編を通じて、探偵グループのお味噌、吾朗君役で登場しました。最年少の割には演技がとても上手だと思いますが、その後、俳優にはなっていないようです。なお、ブラジルのHPには『ゆきゆきて、神軍』の原一男監督としているものもありますが、年齢、顔立ちからみてこれは間違いです。

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左下の写真中央は小畑幸男役の福島卓 (Taku Fukushima)さんです。よく見ると肩掛け鞄にTF のイニシャルがあり自前の鞄のようです。

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「謎の宇宙少年(後編)」で少年探偵グループのリーダー役だった朝見朗(Akira Asami)さんはプロデューサーのお仕事をされているようです(右上の写真)。こちらは顔もそっくりで、ご本人に間違いありません。朝見さんの右側は大谷蔵三役の山本哲平(Teppei Yamamoto)さんですが、1961年に制作された東映映画「宇宙快速船」では準主役の谷川健一を演じられました。

松川清さん Kiyoshi Matsukawa

「謎の宇宙少年」で宇宙少年・大空太郎役を演じられました。) 松川清

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片山滉さん  Akira Katayama

ナショナルキッド役は小嶋一郎さんから巽秀太郎さんに変わりましたが、片山滉さんはチャコ姉ちゃん(太地喜和子さん)や水野博士(斉藤紫香さん)とともに皆勤賞です。

第一部・インカ族の来襲ではインカ金星人の幹部「ヴィマナ」、第二部・海底人ネルコンでは「真田博士(海底人が変装)」、第三部・地底魔城と第四部・謎の宇宙少年(前編)では「地底人」の役で、「黒岩博士」や「マリック長官」に変装していました。また、謎の宇宙少年(後編)ではザロック遊星人役で「川熊博士」に変装していました。

片山さんは1922年生まれですので、放送当時は38歳、俳優として脂の乗った時期だったと思います。遊星王子、宇宙快速船、仮面ライダーなどのヒーロー物の他、少年探偵団(映画)、特別機動捜査隊、旗本退屈男など、幅広く活躍されていました。

堀の深い西洋人のような顔立ちですが、生まれは仙台市で岐阜大学出身だそうです。 片山滉 - Wikipedia

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下の写真は左から、少年探偵団(記者・1956年)、遊星王子(医師・1959年)、宇宙快速船(医師・1961年)、忍者部隊月光(ジャッカル・1964年)です。

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野川美子さん   Yoshiko Nogawa

インカ族の来襲では「女首領アウラ」の役を演じました。敵役に似合わず言葉が丁寧で、堂々とした話し振りが印象的です(そもそも「インカ族の来襲」では水爆実験を重ねる地球人の方が悪役かもしれませんが・・・)。それから、地底魔城と謎の宇宙少年(前編)では地底人・アンナの役で出演しています。

「アウラ役は阿久津克子さん」と言う情報もあるそうですが、阿久津さんは水野博士の娘役で出演されているので、そちらと混同したのではないかと思います。

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久保一さん   Hajime Kubo

Photo_2 左からインカ金星人幹部・カビア(地球人・宇宙人姿/インカ族の来襲)、海底人(テレビカメラマンに変装/海底魔王ネルコン)、地底人将校(地底魔城)、ザロック遊星人(謎の宇宙少年)です。カビア役が誰か謎だったのですが、これらの写真から久保一さんであることがわかりました。久保さんも皆勤です。右のイラストは私の母校・東京都立立川高校の校章(旧制・東京府立第二中学校当時から同じデザイン)ですが、ザロック遊星人の帽章に似ています(消防署のマークにも似ていますが・・・)。

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阿久津克子さん/斉藤紫香さん/本間千代子さん    Katsuko Akutsu/Shiko Saito/Chiyoko Honma

阿久津克子さんは「インカ族の来襲」の中で、水野博士の娘、良子(よしこ)の役で出演していました。阿久津さんは「七色仮面・毒蜘蛛に手を出すな」では、龍造寺財閥の令嬢、千代子の役で出演されていますが、父親役はナショナルキッド、七色仮面ともに斉藤紫香さんでした。なお、斉藤紫香さんも皆勤賞ですが、「インカ族の来襲」では「水野博士」だったのが「海底魔王ネルコン」以降は「永野博士」となっています。 斎藤紫香 -Wikipedia

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阿久津さんは今でも現役のようで下記で写真を見ることができます。 MINOTAKE PLAN  阿久津克子 -Wikipedia

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上の写真で阿久津さんの隣りにいるのは本間千代子さんです。「インカ族の来襲」の冒頭で、山田博士の娘、つね子役で出演されました。1945年1月29日生まれですから、当時はまだ15歳。俳優としてデビューして間もない頃だったと思います。 本間千代子 - Wikipedia

河合絃司さん/岩上瑛さん  Koji Kawai/Ei Iwagami

河合絃司さんは高倉警部役、岩上瑛さんは土居警部補役(地底魔城以降は土居刑事)で全編に登場します。一番左の写真の右が河合さん、左が岩上さんです。右から二枚目の写真は遊星王子(1959年)に出演した河合さんですが、やはり警官役です。一番右は飢餓海峡(1965年)の写真ですが、網走刑務所の看守部長役です。

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脇役達

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北峰有二さん  Yuji Kitamine

出番はあまり多くないのですが、インカ族の来襲では石井刑事(左)、海底魔王ネルコンではテレビデレクター、地底魔城では小学校教師(友宏の先生)、謎の宇宙少年では山岡博士(右)の役で登場します。東映ニューフェイス第一期で、南原宏治さん、山本麟一さん、佐原広二さん、ピエール瀬川さん(謎の宇宙少年で川熊博士役)達と同期のようです。爽やかな雰囲気の二枚目です。

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槇章太郎さん   Shotaro Maki

Photo112406b 「インカ族の来襲」第1話~第4話に登場する「助手の長谷川君」は槇章太郎さんが演じられました。特に第4話では大活躍で小嶋一郎さんの次に名前が登場します。手がかりが少なく苦労しましたが、「テレビ時代」(1960年5月第5週号)のグラビア記事に、「徳川風雲録」(日本教育テレビ)で主役の冴月風太郎を演じる槇さんの写真を見つけ、顔と名前が一致しました。「徳川風雲録」には槇さんの他、野川美子さん、滝謙太郎さん、白河青峰さん、野田邦夫さん等、ナショナルキッドでお馴染みの方々が多数登場します。

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【悲願成る 時代劇初出演の槇章太郎】 東映のテレビ映画「徳川風雲録」(5月13日より日本教育テレビから放送)に主役として抜擢された槇章太郎は、はじめての時代劇出演とあって、大いに張り切っている。彼は数年来時代劇スターを悲願していただけに、そのよろこびに胸をはずませながら、「チャンスと思います」と元気に語る。今、撮影の暇をみつけては、中野にある神影派の柳生流の柳生館道場へ通って、小太刀の「浮船」「松風」「清月」などの型を、館長の中島将弼(しょうひつ)氏に叩きこまれている。

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潮健児さん  Kenji Ushio

「インカ族の来襲」では火星人代表ドン・アトリシム(左端)を、「謎の宇宙少年」ではロンド国元首(左から二枚目)を演じられました。潮健児さんは何と言っても「仮面ライダー」の地獄大使役(中央)が有名ですが、「悪魔君」の二代目メフィスト、「河童の三平 妖怪大作戦」のいたち男(右から二枚目)など、味のある脇役を演じられています。右端の「少年探偵団 妖怪博士/二十面相の悪魔(1956年)」では岩上瑛さんと一緒に通信士役でした。 潮健児 -Wikipedia

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江澤信行さん  Nobuyuki Ezawa

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「海底魔王ネルコン」ではサンゴ少年(左端)、「インカ族の来襲」では少年探偵グループの友人・北島君(左から二番目)を演じられました。そして、7年後の1967年には青春テレビドラマ「でっかい青春」に新聞部の林健太郎(大学入学時の総長と名前が同じ!)役で登場しています。現在は役者をやめてクロネコヤマトに勤務しているそうです(江澤信行さんインタビュー)。右三枚の写真は「マヤの暦」さんからお借りしたものです(マヤの暦さんのサイトには懐かしいテレビ番組がいろいろと紹介されています)。なお、「でっかい青春」は私の母校「立川高校」でもロケが行われました。右二枚の写真に見える校舎がそうだと思います。

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                             ↑1973年頃の立川高校

亀井明さん  Akira Kamei

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曽根秀介さん/桜井悦子さん   Shusuke Sone/Etsuko Sakurai

「地底魔城」に山の友の会会長・緑川剛介、アシスタント・佐野かおると言うコミカルな役柄で登場しました。

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野田邦夫さん   Kunio Noda

「インカ族の来襲」では第3話のコック(左)、「地底魔城」では冒頭、洞窟で生埋めになる海底人、「謎の宇宙少年」では最終話に司令官役で登場しました。そして「海底魔王ネルコン」では居眠りをして海底人を取り逃がしてしまうドジな警官役(右)を演じられました。その時の相棒役は砂塚秀夫さんです。

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北山達也さん   Tatsuya Kitayama

飛行用マスクのため顔がはっきり見えませんが、「インカ族の来襲」の冒頭に登場する山中飛行隊長は北山達也さんだと思います。北山さんの登場はこのシーンだけです。右の写真は「二・二六事件 脱出(1962年・東映)」に市田少尉役で出演された北山さんです。

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秋山敏さん  Toshi Akiyama

「謎の宇宙少年」に司令官役(左)で一回だけで出演されました。「少年ケニヤ」でマサイ族酋長センゲの腹心の祈祷師、ロメ役(右)で出演されました

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滝謙太郎さん  Kentaro Taki

マゼラン大統領(謎の宇宙少年)、司令官(インカ族の来襲)、古物商・張(地底魔城)。右の写真で一緒にいるのは沖野一夫さん(浮浪者・赤平)です。

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伊藤重利さん  Shigetoshi Ito

警官(海底魔王ネルコン)、海底人(地底魔城)、若い漁師(謎の宇宙少年)。まだ確信がありませんが、左の写真手前側の警官は向精七さんではないかと思います。

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河井一馬さん  Kazuma Kawai

「インカ族の来襲」では、吾朗君に銃を取られてしまうドジなインカ金星人役を演じました。「海底魔王ネルコン」では海底人F7号、「地底魔城」では冒頭に登場する海底人、「謎の宇宙少年」ではザロック人G役でした。白鳥の騎士(1961年)では鬼童丸を演じられましたが、この写真から河井さんの顔が判明しました。

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渡辺淳二さん  Junji Watanabe

「インカ族の来襲」ではインカ金星人役で最初から最後まで登場します。演技は上手ですが、異星人役にしては訛り(茨城?)が強いのが気になります。「海底魔王ネルコン」では海底人F6号(跛の乞食に変装)、「地底魔城」と「謎の宇宙少年」では地底人役でした。

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小金井秀春さん  Hideharu Koganei

全シリーズに様々な役で登場します。円盤対策委員会議長(インカ族の来襲); 船長(海底魔王ネルコン); 大山大臣(海底魔王ネルコン); 航空会社重役(地底魔城); 医師(謎の宇宙少年)

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山口勇さん/打越正八さん  Isamu Yamaguchi/Seihachi Uchikoshi

山口勇さんは山田博士役(インカ族の来襲)、打越正八さんはコック役(インカ族の来襲)で登場しました。ナショナルキッドに引き続いて放映された「少年ケニヤ」では、山口さんは三魔人のリーダー・ガルゴ役、打越さんはオンドン役でした。

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三木宏祐さん  Hirosuke Miki

左はマゼラン遊星・第一参謀=宇宙少年の父親(謎の宇宙少年)、中央はレストラン支配人(インカ族の来襲)です。「少年ケニヤ」ではバジャー国王役(右)だったようです。

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月村圭子さん  Keiko Tsukimura

謎の宇宙少年(後編)にザロック人幹部・グレーテ役(左2枚)で登場しました。「七色仮面 毒蜘蛛に手を出すな」では毒蜘蛛の一味・目上眉子役を演じられました(右2枚)。

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高石義明さん Yoshiaki Takaishi

地底人や海底人(TV局職員に変装)役で登場しました。インカ族の来襲にも出ているはずですが役柄がわかりません。

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地底人

左から、渡辺淳二さん/上田侑嗣さん、 向精七さん?/久保一さん、高石義明さん/渡辺淳二さんだと思います。
Junji Watanabe/Yuji Ueda; S. Mukai/Hajime Kubo; Yoshiaki Takaishi/J. Watanabe

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科学者の助手

左から、長谷川助手(槇慎太郎さん)、根田助手×2(田口耕平さん)、川村助手(林宏さん)です。一番右は山田博士の助手で、俳優は曙三四郎さんではないかと思いますがはっきりしません。
Sintaro Maki; S. Kouhei Taguchi; Hiroshi Hayashi; Sanshiro Akebono (?)

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自衛隊幹部

左から、植田貞光さん、細川直也さん、南川直さん、仲原新二さんです。一番右は牧野狂介さんではないかと思いますが確信はありません。
Sadamitsu Ueda, Naoya Hosokawa,Tadasi Minamikawa Shinji Nakahara & Kyosuke Makino (?)

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その他 

表にまとめた以外に下記の方々が出演されました。

沢彰謙(国会議員?);秋月竜(委員会メンバー);大野広高(委員会メンバー);水島京子(水野博士の妻);林宏(助手・川村);香取賢一(橋田刑事?);歌川マユミ(ヨシタカの母);牧野狂介(総司令?);田山マリ(友人のマリちゃん);中野信広(友人);渡辺忠直(友人);打越正八(コック);山之内修(警官);原信夫(運転士);清水正(真田博士・本物);田所三久夫(海底人F10号/漁民);曙三四郎(漁民);若宮金太郎(学者);岡博(観測員/地底人);堀川武(観測員);砂塚秀夫(警官);向精七(警官/地底人);大木史郎(灯台技師);中村勝利(登山家);八方ゆり(登山家);清見淳(山の青年);水沢昶(山の青年);上田侑嗣(地底人);三木敏通(地底人);志摩栄(大臣);鈴木志郎(陸軍司令);滝沢昭(刑事);轟木謙二(警官);村木須美子(看護婦);伊達弘(御用聞);古市松吉(海底人/ザロック人);小田桐敏(ザロック人);四志譲二(ザロック人);武藤周作(ザロック人);金丸修(ザロック人);浜田格(ザロック人);星徹(増田博士);秋山敏(司令官);大宮進(司令官)

以下の方々は第一部「インカ族の来襲」に名前があるのですが役名がわかりません。多くはインカ金星人役だと思います。

久保比佐志;後藤武彦;佐藤大二郎;鈴木啓太郎;高田竜二;野上正義;林修二;三重街竜;山田甲一;笠原昇;佐藤利夫

飢餓海峡

2008年の正月休みに「飢餓海峡」を見ました。この映画はナショナルキッドの5年後、1965年に東映が作製した作品で、多くの俳優さんがナショナルキッドとかぶっています。このうち、河合絃司さん(看守部長)、志摩栄さん(警察署長)、曽根秀介さん(温泉宿主人)、八名信夫さん(ヤ○ザ)、久保一さん(警官)、北峰有二さん(警視庁係官)、松川清さん(弓坂刑事の次男)については顔を確認しましたが、北山達也さん、室田日出男さん、沢彰謙さん、山之内修さん、打越正八さんはよくわかりませんでした。特に山之内さん(記者)に関しては他の資料からも顔が特定できていないので、何とか見つけ出したいと思います。なお、松川さんはナショナルキッドでは太郎(宇宙少年)役で「お父さーん」と叫びましたが、この作品では次郎役で「おやじー」と叫びます。全くの偶然かも知れませんが、私は内田吐夢監督の遊び心を感じます。

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左から、曽根秀介さん、八名信夫さん、久保一さん、北峰有二さん、松川清さんです

ナショナルキッド「ぼくら」表紙/メダル

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               上の写真は少年探偵グループが胸につけていたメダルです。オークションで手に入れました。

メモ帳

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20世紀少年も最終章を迎えるようですが、サダキヨ以外にナショナルキッドのお面を被る謎の少年がいて(単行本20巻,p.204)、これが「ともだち二世」かもしれません。髪形が全く違ってはいますが、私はこの少年は「ドンキー(木戸三郎)」あるいはその兄弟ではないかと考えています。と言うのは、「フクベエ=服部」のお面が「忍者ハットリくん」ならば、「ドンキー=木戸」のお面は「キッド」になるからです。あまりにも単純な考えではありますが・・・。(21世紀少年の単行本を読みましたが見事はずれでした。2007年9月)

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2008年5月23日 (金)

ナショナルキッド・ロケ地

ナショナルキッドのロケ地を発掘しています。これまでに、少年探偵グループが真田博士に会った博物館(海底魔王ネルコン):国立科学博物館、チャコ姉ちゃん(小畑尚子=太地喜和子)が海底人に拉致された池(海底魔王ネルコン):練馬区石神井池、山の友の会会長・緑川剛介の講演会場(地底魔城):杉並公会堂、吉見百穴(地底魔城)、浜の崎灯台(謎の宇宙少年・後編):三浦市の剣崎灯台などが判明しています。

最近、大泉学園関係の掲示板を通じての閲覧が多いので、大泉中学校と大泉バラ園に関する写真を追加しました。

城北大学附属三笠小学校=練馬区立大泉中学校

少年探偵グループが通う三笠小学校は「インカ族の来襲」第一話を始め、「地底魔城」で少年探偵グループの山口京子ちゃんが看護婦に変装したアンナに誘拐されるシーンや、「謎の宇宙少年」で大空太郎が地底人に狙われるシーンに登場します。

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「地底魔城」の映像を見ると、小学校の向かい側の道に「久保田産科婦人科」と読める看板がありますが、地図を調べると東映大泉撮影所の近くに「久保田産婦人科病院」という建物があることがわかりました。

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「久保田病院」の真向かいには、当時から「練馬区立大泉中学校」があることがわかりました。そこで、現地に赴き調査した結果、道の曲がり具合や「久保田病院」との位置関係もピッタリで、ここが「三笠小学校」のロケ地であることを確信しました。

旗竜作研究所=大泉バラ園

旗竜作(実はナショナルキッド)の私設研究所で、少年探偵グループが寝起きしている建物です。

手掛かりが少なく苦労しました。小池監督が『宇宙船 第4巻』インタビュー記事の中で「旗竜作の研究所は大泉撮影所の近くにあったバラ園だった」ことを述べておられますが、確かにバラの花があちこちに出てきます。また、建物の正面にはシュロの木が三本生えていて右側には階段が見えます。

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さらに、研究所前の道にはバスが走っていて、研究所に向かって左方向に行くと右にカーブしていることもわかりました。

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そして、バス通りから見て研究所の右奥には高圧線の鉄塔も見えます。        

これらの条件を満たす建物を1974年の航空写真から探したところ、下の写真に示す建物がピックアップされ、建物の前の様子もいかにも庭園風であることがわかりました。

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そこで、1974年当時の詳細な地図(東京都航空住宅地図帳・昭和50年版)を調べたところ、確かにここに「大泉バラ園」があったことが確認されました。

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2005年の4月に現地を訪れてみました。バラ園はもうありませんでしたが、近くに「ローズマンション」と言う建物が建っていました。そして何よりも、4~5メートルほどに大きくなったシュロの木が三本、寄り添って生えているのを見つけて感激しました(2006年6月の時点でもシュロの木は三本とも健在でした)。            

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建物は1979年には既に無くなっており、現在は民家が建っています。   197420062_2

                                 20081223_999_1a   シュロの木の子孫を育てています。 

国際原子科学研究所/川村海洋学研究所=本田技研サービスセンター

104406b_2写真は「インカ族の来襲」に出てくる「国際原子科学研究所」です。三角屋根のバルコニーが張り出した特徴的な建物で、道を挟んで右奥には学校(校庭にいるのは小学生のようです)があります。また写真の奥の方には送電線らしき物も写っています。同じ建物が海底魔王ネルコンでは「川村海洋学研究所」として使われており、かなり広い道路に面していることもわかりました。1960年当時、鉄筋コンクリートの校舎はまだ珍しく、ヒントはいろいろとあるのですが、なかなか糸口がつかめませんでした。「朝霞演習場なんかよく行きました」と言う小池監督の言葉を思い出し、周辺の朝霞市、和光市を探したところ、条件にピッタリの建物が見つかりました。

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建物の向こうに見える小学校は「和光市立第三小学校」です。ロケに使われた建物は既に無くなっていますが、航空写真から1989年までは存在しており、「本田技研サービスセンター」の敷地内にあったことがわかりました。和光市(当時は埼玉県北足立郡大和町)には1953年以来「ホンダ」の工場がありますが、ナショナルキッドが撮影された1960年は「本田技術研究所」が分離独立した年なので、象徴的な意味合いを持って作られた建物ではないかと思います。

白黒の映像ではわからないのですが、上の航空写真(1974年)を見ると真っ赤な屋根(1984年以降は白)の建物だったことがわかります。建物に面した道路は川越街道(旧道)です。なお、和光三小のHPによると、校舎の落成式が1960年5月17日(奇しくも私の弟が生まれたその日です)、プールの竣工が1960年7月とのことです。「インカ族の来襲」の第一話を良く見ると建設中のプールが映っていますので、6月頃に撮影されたのだと思います。

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現在はHONDAの販売店(Honda Cars 埼玉和光中央店)になっています。和光第三小学校の建物は49年経っても健在です。2009年4月撮影

真田博士邸=文部省史料館(旧・三井文庫、現・国文学資料館

特徴的な建物ですが手がかりが全くありませんでした。石神井池で撮影されたシーンに続いて登場するので、石神井池の周辺を探してみたり、石神井池の近くに住んでいる知人にも聞いてみましたが、見つけることができませんでした。以前、「ナショナルキッド×ロケ地」で検索した際に「ナショナルキッドのロケに国文学資料館(品川区)の森が使われた」との書き込みがあったのですが、東映撮影所からは遠いので他の番組と混同しているのだと思っていました。しかし、国文学資料館の前にも真田邸と同じくかなり大きな池がありますので、あらためて可能性について検討してみました。

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調査の結果、国文学資料館の歴史は新しく、1960年当時は「文部省史料館」、さらにその前身は「三井文庫」であることがわかりました。そこで、あまり期待しないまま三井文庫の写真を検索したところ中央の真田邸にそっくりの写真が見つかりました。この建物は1974年以前に建て替えられているようですが真田邸に間違いないと思います。

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真田邸爆破のシーン(海底魔王ネルコン 第5話「 尚子の死刑台」)は模型の出来も良く、当時としてはなかなかの迫力だったと思います。

一日だけの休日・多摩川の橋=多摩川原橋

190705b_2 インカ族の来襲の第9話「一日だけの休日」で登場人物達がピクニックに行くシーンに出てきます。多摩川の橋であることは確かなのですがなかなか特定できませんでした。下の写真(左から二番目)は完成直後(1935年)の多摩川原橋です。特徴的な二本のポーチが立っていますが、このポーチとよく似た柱が映像写真にも見えます。

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上の写真は現在の多摩川原橋です。2006年に新しい橋に架け替えられました。

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Photo_9190644映像を見ると橋の少し下流側に二本の松がありますが、多摩川原橋の丁度この辺りに「筏の松(別名:舟つなぎの松)」と呼ばれる樹齢200年を超える松が二本生えていて樹形も良く似てます。また、土手には階段がありますが、1974年の航空写真にも同じ位置に階段らしき物が見えます。以上の理由からこの橋は「多摩川原橋」でほぼ間違いないと考えています。映像に見える土手は多摩川の調布市側と考えられ、川遊びの場所は土手に面して出来た水溜り(現在は草原)だと思います。

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映像の土手にはバスが見えますが、当時から小田急バスにより調布→矢野口→柿生のルートで運行されているので、多分これがそうだと思います。1964年の情報ですが運行回数は日に3便で、調布~柿生間が35円だったそうです。現在、路線バスは土手を通らず直接鶴川街道を走っているようですが、その代わりに京王閣競輪場と矢野口駅を結ぶシャトルバスが土手を走っています。

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地底人基地の入口=青山墓

「謎の宇宙少年」で地底人基地の入口として使われた墓地は青山墓地(外人墓地)であることがわかりました。

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写真(右から二番目)の植込みの向こうにある一角に基地の入口がありました。ちなみに、一番左の写真手前の灰色のお墓は銅版画家で印刷技術指導者のE. Chiossone教授(1838-1893,イタリア人)、その右後ろの屋根に十字架のあるお墓は土木技師で水道事業指導者のH.S. Palmer氏(1832-1898,イギリス人)です。外人墓地のお墓の多くは日本の近代化に貢献された方々のものです。

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左上の写真は、基地の入口のあった所を表側から見たものです。墓石には、
ALICE; WIFE OF WILLIAM J. BISHOP; DIED MARCH 9, 1900, AGED 27
SON OF; WILLIAM J. AND CLARA MAY BISHOP; BORN AND DIED DECEMBER 5, 1902

CHRISTIAN LITERATURE SOCIETY JAPAN; 財団法人 日本キリスト教文化協会; 株式会社 教文社

と刻まれており、BISHOP氏の前妻と死産した子息のお墓のようです。
当時から更地の状態だったようなのでお墓のセットを置いて撮影したのだと思いますが、今だったら許されないでしょう。

インカ族の来襲 第13話「宇宙大戦争」の円盤着陸地点=中島飛行機・武蔵製作所跡地

「宇宙船(Vol.4)」に掲載されていた情報です。武蔵野市にあった中島飛行機武蔵製作所は、戦後、米軍宿舎やNTT電気通信研究所(現在は「NTT武蔵野研究開発センタ」、右の写真)として利用されました。

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少年探偵グループが真田博士と出会い、チャコ姉ちゃんが海底人に拉致された池(石神井池)

カラー写真は2009年10月31日に撮影したものです。当時に比べて草木が生い茂っていて、同じアングルでは撮影できませんでした。

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その他(国立科学博物館/吉見百穴/杉並公会堂/朝霞演習場/剣崎灯台)

吉見百穴は「地底魔城」の冒頭に出てきます。1887年に坪井正五郎博士が調査して、「コロボックル人」の住居跡と発表しましたが、現在では古墳時代後期に作られた横穴墓群と考えられているそうです。

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右中央の写真では宇宙少年と少年グループが「埴生の宿」を歌いながら行進しています。小池淳監督は「自衛隊の朝霞演習場なんかよく行きました」と話しておられますが、「宇宙船(Vol.4)」によれば、このシーンも朝霞演習場で撮影されたようです。ところで、私は何故かこのシーンを良く覚えています。特に音楽が好きと言うわけではないのですが音楽が加わると記憶に残りやすいのかもしれません。脳研究者の端くれとして非常に興味深く思います。

少年ジェット・ロケ地

ナショナルキッドではないのですが、少年ジェット「黒い影」でジェットがオートバイで渡る橋は、多摩水道橋であることがわかりました。右端に小田急線が走っているのが見えます。Photo_46    /20080420_3

2008年4月20日、多摩水道橋と多摩川原橋の写真を撮影しました。これらの橋の間を多摩川沿いに歩いたのですがとても疲れました。若い頃は長距離走の選手でフルマラソンにも出たことがあるのですが情けない限りです。

多摩水道橋の2km程上流にはユニークな形の「二ヶ領上河原堰堤」がありますが、ここを背景にしたシーン(下中央)も登場します。大映東京撮影所に近く撮影に便利だったものと思われます。左下の写真は京王相模線の車中から撮影したもので映像とは逆側(上流側)からの風景です。当時とは随分形が変わっていますが堰は今でも健在です。

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右上の写真は少年ジェット「黒い影」に出演された和泉雅子さんです。1947年7月31日生まれですから当時12歳、文句なしの美少女でした。  和泉雅子 - Wikipedia

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          左4枚が少年ジェット、右4枚がまぼろし探偵です。右端の面子の女の子は吉永小百合さんです。

1959年頃の新宿駅西口(「まぼろし探偵」より)

調子に乗ってもう一枚。「まぼろし探偵(ウランの秘密・前編)」からです。背景として写し込まれた当時の風景を知ることも、昔の映像を見る楽しみの一つです。下の写真ではパナマ帽の男が小田急線を出て、「茶の池田や」の前を通って京王線に向かっています。写真の奥側が南になりますが、当時の地図を見ると、小田急線は今よりもかなり北側(現在の小田急百貨店辺り)まで来ており、今とは逆に小田急線の駅舎の方が京王線よりも北にあったことがわかります。京王線の看板に「多摩動物公園・野猿峠・高尾山」とあります。多摩動物公園と高尾山は今でも観光地と言って良いと思いますが、手軽なハイキング地として有名だった「野猿峠」は今は見る影もありません。当時の名残りで「ホテル野猿」と言うラブホテルがあるくらいです。なお、「茶の池田や」さんは、現在でも同じロゴのまま小田急エース南館で営業されています。

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2008年5月22日 (木)

National Kid in Brazil

ナショナルキッドはブラジルで人気だったようで、日本では売られていないDVDも販売されているようです。下記は昔の映画のDVDを販売しているRETROTVと言うサイトからキャプチャーしたものです。

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下の方に黄色の文字で示しましたが、「少年グループのリーダー役である原一男は著名なディレクターになり、 ドキュメンタリー『ゆきゆきて、神軍』(1987)で名声を得た」と言うようなことが書いてあります(ポルトガル語には自信ありませんが・・・)。確かに、少年探偵グループの吾郎くん(リーダーではなくグループの「おみそ」)は、原一男さん(インカ族の来襲、海底魔王ネルコンでは原一夫)が演じていますが、「ゆきゆきて、神軍」の原一男監督は1945年生まれなので、ナショナルキッド製作当時は15歳、吾郎くん役は明らかに無理ですし、顔も全く似ていません。また、赤字で示したように、ブラジルでは「旗竜作」が「旗マッサオ」になっています。「リュウサク」は発音しにくいのでしょうか?

National Kid (Brazil)  - Wikipédia 

Celacanto_provoca_maremoto_2 ブラジル版・Wikipediaによれば、ブラジルでは64年から70年代の初めまで放映されました。ところが、軍事独裁政権下の法務大臣が「空飛ぶヒーロー物」全般を批判したため突然中止されたそうです。また、「ブラジルでは子供達に大人気だったが日本ではそれほどでもなかった」とあり、90年代にブラジルを訪れたプロデューサー(小池監督でしょうか?)がその人気ぶりに驚いていたエピソードも紹介されています。ところで、ブラジルでは「CELACANTO PROVOCA MAREMOTO!」(シーラカンスが津波を起こす)という言葉が有名みたい(70年代に落書きとして広まったらしい)ですが、これはナショナルキッド第二部「海底魔王ネルコン」のストーリーに由来するそうです。真田博士の台詞、「冗談ではない。シーラカンスは津波のもとだ。今にシーラカンスが津波を起こすぞがこのように訳されたのだと思います。                        

ポルトガル語はほとんどわからないので、自動翻訳ソフトを利用して英訳し、明らかに誤訳の部分は辞書を頼りに修正しました。文章が変なところも多々ありますが、日本語へ直接翻訳した場合に比べればかなりマシで、大体の意味は理解することができます。

National Kid (ナショナルキッド, Nashonaru Kiddo in Japanese) is a Japanese series of Tokusatsu that was displayed in Japan from August 4, 1960 to April 27, 1961. It was produced by Toei Company and displayed by NET (current TV Asahi).

Index
1 Establishment
2 Plots
3 The Characters
4 The Stories
  4.1 The Incas Venusians
  4.2 The Beings of Abyssal
  4.3 The Empire under the Ground
  4.4 The Zarrocos Spaceman
  4.5 The Mysterious Boy from Space
5 Exhibitions and Impact in Brazil
6 References
7 External links

Creation
The series was created in 1960, by order, to serve as merchandising for appliances factory in National Electronics Inc., Panasonic current. The task was handed to the Mangaka Daiji Kazumini, the same as some time later create another space hero, Spectreman. The character should have special powers, fly and fight for peace in the world. The name of the company was useful to help increase sales. The actors were all amateurs and all the episodes were filmed in black-and-white.

一峰大二先生の名前が「カズミニ」とされています。それから、「漫画家」という言葉は「特撮」とともにブラジルでもそのまま通用するようで、「Mangaka」「Tokusatsu」でWikipediaに載っています。「俳優は全て素人」などと失礼なことが書いてありますが、これは誤訳でしょうか?確かに台詞を棒読みの大根役者もいますが・・・。

The opening of the episodes began with the words of the announcer, in the form of a motto:
  That is faster than a jet aircraft, stronger than the steel!
  The invincible knight of peace and justice.... National Kid!
  From there then the theme song of the series was sung.

Synopsis
When the Earth was threatened by beings from another planet, he was appeared with a spacesuit, helmet, mask, hood and glove that saved all and was helped (or interrupted) by various characters. He was National Kid. He was from a star outside our galaxy called Alfa-Centaurus. What characterized this super-hero was his way of flying. Unlike Superman or any other, he flied with open arms. With two pistols, he combated against the opponents. His body struggles with its adversaries were real dances, and he is one of the precursors of martial struggles seen today in films of the genre.

キッドはアンドロメダから来たことになっていたと思いますが、ブラジル版ではアルファ・ケンタウルスになっています。アンドロメダではあまりに遠いと考えたのかもしれませんが、アルファ・ケンタウルスだと「銀河系外の星」ではなくなってしまいます。ナショナルキッドは「四次元の世界を克服し、不可能を可能ならしめ」ることができるので多分大丈夫なのでしょう。

「キッドと敵との格闘は正に舞踊であり、彼は今日の映画分野で見られる戦闘場面の先駆者の一人であった」とあります。敵役のインカ金星人・Z団の動きはいかにもチャンバラ風で、多くは東映時代劇の大部屋役者さんではないかと思います。八名さんは別格としてクレジットに名前が出ていない方も多いようですが、このようにブラジルでは高く評価されています。

Nobody knew that, in fact, Massao Hata had dual identity: he was the National Kid. Two actors played the character of National Kid: Ichiro Kojima started the series, replaced by Tatsume Shiutaro from the story "The Empire under the ground."

旗竜作が「旗マッサオ」に、巽秀太郎が「タツメ・シウタロ」になっています。 Massao Hata × Ryuusaku Hata ○  Tatsume Shiutaro ×  Tatsumi Shutaro ○

The Characters
Massao Hata was a quiet professor whose students were Japanese children Goro, Kura, Yukio, Kioko, Tomohiro and Tiako (the oldest, which took account of the house and minors). His assistant is named Yuriko. There was also the scientist Dr. Mizuno and delegate Takakura with his assistant Hisako.

「チアコ」と「ヒサコ」はチャコ姉ちゃんだと思いますが、竜作の助手はチャコ姉ちゃんだけで「ユリコ」は居なかったはずです。蔵三くんは「クラ」、京子ちゃんは「キオコ」です。

The Stories
The series consists of 39 episodes spread of five stories:

The Incas Venusians
Beings of pointed ears, dressed in a costume with the letter Z printed in shirt, were commanded for Empress Aura. A striking feature was its greeting: "Awika" with the arms crossed. They flied bringing the knees and seemed to be running in space.

The Beings of Abyssal
Governed by Nelkon, the devil of the Kingdom Abyssal, they were going on board the submarine-monster whose name was Coelacanth or Guilton When the fins swung, an earthquake was provoked, hence the famous phrase: "Coelacanth causes Seismic Sea Wave."

ギルトールが「ギルトン」になっています。潜水艦の名前が「Coelacanth or Guilton 」となっていますが、シーラカンスは海底人の正体であり潜水艦ではなかったと思います。 

The Empire under the Ground
The subterranean people commanded by Helltar and Hana with professor Kuroiva searched for the formula of the element Cobalcio, which would bring power to possess. 

ヘルシュタインは「ヘルター」、アンナが「ハナ」、そして黒岩博士は「クロイヴァ教授」です。コバルチウムが「コバルシオ」になっています。

The Zarrocos Space
The Beings of prominent noses commanded the monster Giabra(ギャブラ). This not only destroyed the cities of Tokyo, Osaka and other lesser known intercession by the National Kid.

The Mysterious Boy from Space
Taro, the boy from space fallen in error on Earth. Then, it is made prisoner by the authorities of the earthmen. The father of Taro with anger threatened to destroy the Earth because of his son. It began the destruction of Tokyo. His son who had been friend of minor detectives (students of Massao Hata) calls upon him so unusual: screaming for his father in the direction of space, without any electronic device for communication, that the earthmen were good people. Thus, his father heard the message and the Earth were saved. Then Taro returned in safety to their planet.

At the end of this story, Massao Hata revealed their identity secret and with the mission accomplished he went back to Alfa-Centaurs with a message of peace and optimism.

Display and impact in Brazil
In Brazil was televised from 1964 until the early 1970 by Network Record and television programs. The series just stopped happening on TV because the Minister of Justice of the military dictatorship, Alfredo Buzaid, criticized all the series that had super-heroes flying.

Although it has been very successful among youth in Brazil, has not made much success in Japan. In the words of its producer, which in travel to Brazil in the decade of 90s was discovered by a reporter that interviewed, said to be surprised by the popularity that the series had achieved in the country.

The popularity exists until today: the villains as the Incas and Venusians, the expression "Coelacanth causes Seismic Sea Wave" are derived from the series. In Brazil, National Kid was in 1993 some of its episodes released on VHS. In the second half of 2002 was released on two DVDs.

今でも「インカ金星人」が悪党の代名詞になっているのだとしたら、インカ人の末裔の方々にとってはお気の毒な話です。

On DVD:
National Kid against the Incas Venusians (Sub-divided by episodes below)

"The Flying Saucer Attack of the Unknown"       謎の円盤来襲
"The Abduction of Dr. Yamada"                        ダブルZの恐怖
"The Terror of the Great Metropolis"                大都会の戦慄
"The Amendment of Brain"                              恐怖の頭脳改造
"The Revenge of Awika"                                  アヴィカの復讐
"National Kid in Danger"                                  危うしナショナルキッド
"The Fire"                                                     ウラトン石の怪火
"The Attack of Ship Escal"                             スカウの恐るべき来襲
"One morning on Sunday"                               一日だけの休日
"In Search of Petalia"                                     ペタルニヤSを探せ
"The Weapon of Fire Alfa"                               火焔銃アルファ
"The Invasion of Flying Saucer"                        円盤総攻撃
"The Great Space War"                                   宇宙大戦争

第二話の日本語タイトル「ダブルZの恐怖」は意味が良くわかりません。ブラジル版の「山田博士の誘拐」の方が内容に合っていて良いですね。

References

BAHIANA, Ana Maria - Almanaque Anos 70 - Rio de Janeiro, Editora Ediouro, 2006 - ISBN 85-00-01788-0

Site on the complete series
InfanTv - Site on the complete series
Page with several photos and information about the National Kid
MUSASHI's Nostalgic Museum (in Japanese)

最近ブラジルからの閲覧が多いと思っていたらリンクが貼られていました。

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